路上アンケートから始まるOSINT③

①と②を読んでない人は先に読んで欲しい
2024/01/12追記しました
2024/01/29さらなる調査を実施!
2024/03/25追記しました
2024/04/09追記しました
2024/08/11 Sfida(スフィーダ)について追記
2024/08/25 STARについて追記
2024/09/14 複数の店名を追記
2024/12/18 店名を1つ追記
2025/01/22 店名を1つ追記
2025/03/17 店名を1つ追記
2025/04/01 店名を1つ追記
2025/04/29 店名を3つ追記

Google Map で確認できるお店の情報

https://www.ultimo-j.com/access.html (2024年4月時点では既に閉鎖された模様)
上記がGoogle Map で確認できるお店のURLとなる。
ここにアクセスしてみると・・・・

ここで!?となった人も多いだろう。

似た様なページの比較

自分が女性Kから聞いたURLは↓
https://www.meteor-j.com/index.html
まずはTOPページを見比べてみよう

それぞれのサイトで店の所在地を確認すると
・ミーティア
→Ginza Meteor Tokyo(銀座 ミーティア東京) 東京都中央区銀座7-15-8
・ウルティモ
→Ginza Ultimo Tokyo(銀座 ウルティモ東京) 東京都中央区銀座7-15-8

※マンガ「名探偵コナン」より

ミーティア(Meteor)のWEBページについて

ページのソースコードを確認したところ、電話している時にgoogleでワード検索してもヒットしなかった理由がすぐに判明した。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
	<head>
	<title>銀座 ミーティア東京 公式サイト | Meteor Tokyo</title>
	<meta charset="utf-8">
	<meta name="robots" content="noindex">
	<meta name="viewport" content="width=device-width; initial-scale=1.0">
    <meta name="keywords" content="ミーティア,東京,銀座,ブライダル商品,貴金属" />
<meta name="description" content="銀座 ミーティア東京 公式サイト。専属プランナーがあなたをサポート。ブライダル商品、貴金属の企画・販売" />

上記の中で

<meta name="robots" content="noindex">

とされているため、一般的な検索サイト(googleやYahoo!)で表示されないようになっている。
このご時世に意図的に検索に引っかからないようにしているのは何故だろうか?

ウルティモ(Ultimo)のWEBページについて

こちらもソースコードを見ると

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<title>銀座 ウルティモ東京 | 交通アクセス</title>
<meta charset="utf-8">
<meta name="robots" content="noindex">

まぁそうだよな。

他にもあるのでは?

思わない?思うよね?
調べてみました!

まずはnslookupでサイトのアドレスを確認してみる

# nslookup www.meteor-j.com                                                                                                                                                    1 ⨯
Server:		10.159.0.1
Address:	10.159.0.1#53

Non-authoritative answer:
Name:	www.meteor-j.com
Address: 157.7.44.171
# nslookup www.ultimo-j.com
Server:		10.159.0.1
Address:	10.159.0.1#53

Non-authoritative answer:
Name:	www.ultimo-j.com
Address: 157.7.44.171

両方同じアドレスなので、バーチャルホストでやってるっぽい?
→詳しく調べたらロリポップのサーピスを利用している模様。
 全く違う多くのホームページでも同じIPアドレスなので、この店舗の運営元が所有しているものではない。

ひたすら「銀座 ジュエリー 路上アンケート」や「銀座 ジュエリー デート商法」などで検索すると、
よくhttps://www.jpnumber.com/でデート商法です!みたいな書き込みがあり、いくつかの店名やURLが書き込まれていた。その中で怪しい店名を直打ちしたり、URLについてはnslookupしていたところ
・同じIPアドレス
・同じデザイン
・同じURL構成
といくつか疑わしいものを見つけた。
ブログを見たという方からの情報提供や、こちらからDMで質問して情報を提供していただいたりなど日々新たな店舗情報が集まってくるため随時更新していく予定です。

①Excellent

https://excellent-web.com/
アクセスしてみるとこちらの店舗の所在地は東京都中央区銀座2-8-5

こちらはサイトデザインが他とは異なるので別系統か?と思ったが

# nslookup excellent-web.com 
Server:		10.164.0.1
Address:	10.164.0.1#53

Non-authoritative answer:
Name:	excellent-web.com
Address: 157.7.44.171

同じレンタルサーバー。そして「ABOUT」のページだが、

専任の担当が着いての丁寧なご案内
専属のトータルプランナーがお客様の要望に沿って商品の提案をいたします。

オーダーである事の誇り
世界で一つのオリジナル商品をお客様の「ご予算」にあわせたご提案をいたします。

いつでも頼られる様な繋がりを
ご購入後のケアも大切だと考えます、 お客様に長く身に着けていただく商品だけに、私どもとお客様との繋がりも
(商品と)同じように寄り添っていかなければなりません。それが私たちの考える「ケア」でございます。

https://excellent-web.com/about.html

と記載されている。ここ、後でテストに出ます。

②BEELIFE

https://belief-4c.com/index.html

コメントで教えていただいた店舗。
WayBackMachineで調べたところ2018年頃からインターネット上に存在しているようだ。
店舗住所は東京都中央区銀座8-14-11 ワイエヌ銀座ビル。
実際に行ってきた記事↓

③STAR

https://www.star-j.co.jp/index.html

コメントで情報提供があったサイト。
サイトの構成・デザインは①のExcellentと同様だがロゴは後に続くものと同様のもの。
本当に名前とロゴ以外は全くと言っていいほど同じ。

ここのアクセス情報は銀座ではなく東京都港区虎ノ門1-16-6-7Fとある。

④Ginza Beauty(銀座ビューティー)

https://ginza-beauty.jp (ページ消失)

銀座ビューティーのトップページより

https://ginza-beauty.jp

他のサイトと違い検索避けがされていない店舗サイト。
こちらのサイトは「専属のトータルプランナー」という検索ワードで通常ヒットした珍しいサイト。
トップレベルドメイン違いでこの先よく見るデザインと出会える。

銀座ビューティ/Ginza Beauty ジュエリーストアより
https://ginza-beauty.net/

住所は東京都中央区銀座4-13-8

⑤Ginza Celestial Tokyo(銀座 セレスティアル東京)

https://www.celestial-j.com/ (現在アクセス不可)

https://www.telnavi.jp/phone/09013593607 より引用
アクセス不可のため、Wayback Machineにて過去のデータを確認すると・・・
2022年10月28日時点では生きていた模様だ。

こちらはIPアドレスと住所こそ不明だが、サイトのデザインとURLの構成が他と同じであるため同じサーバーで動いていた可能性が高い。

⑥Ginza Barrel Tokyo(銀座 バレル東京)

https://www.barrel-j.com/ (現在アクセス不可)
こちらもWayback Machineにてアーカイブを確認してみると、2021年11月26日で見事にヒット

こちらは「Access」ページもアーカイブがあったため確認すると東京都中央区銀座7-15-8
いやぁ、もうここまでくると笑えてきますwwww

⑦銀座CharmChanter(チャームシャンテ)

https://www.ginza-charm.com/access.html (現在アクセス不可)
Wayback Machineにてアーカイブを確認してみると、2022年1月24日でヒット

「Access」ページのアーカイブは東京都中央区銀座7-15-8

⑧銀座Casa(カーサ)

http://jewelry-casa.com/ (現在アクセス不可)
Wayback Machineにてアーカイブを確認してみると、2021年12月9日でヒット

住所はこちらも東京都中央区銀座7-15-8

⑨Réveillé Bijoux(銀座 レヴェイエビジュー)

http://www.reveille-bijoux.com/ (現在アクセス不可)
Wayback Machineにてアーカイブを確認してみると、2014年8月24日でヒット

残念ながらアクセスのページはデータが残っていなかったので住所は不明

⑩Ginza Ultimo Tokyo(銀座 ウルティモ東京)

https://www.ultimo-j.com/ (閉鎖)

最初に紹介した店舗名。この店舗に興味を持ってから定期的にサイトを確認していたら最近ページが無くなったサイトの1つ。住所は東京都中央区銀座7-15-8

⑪Ginza Verita Tokyo(銀座 ヴェリタ東京)

https://verita-j.com/ (閉鎖)

こちらも調査を始めてから突如消えてしまったサイトorz
住所はもちろん東京都中央区銀座7-15-8

⑫Ginza Amulet Tokyo(銀座 アミュレット東京)

https://www.amulet-j.com/ (閉鎖)

こちらも消失してしまった・・・・
無論、住所は東京都中央区銀座7-15-8

⑬Ginza Meteor Tokyo(銀座 ミーティア東京)

https://www.meteor-j.com

原点にして頂点。興味を持つ始めとなる店舗である。
いまのところ元気にしている。
住所:東京都中央区銀座7-15-8

⑭Ginza Gemini Tokyo(銀座 ジェミニ東京)

https://www.gemini-ginza.com/

他のサイトと違うのはアクセスMAPで、他はGoogle Mapだがこのサイトは見取り図となっている。
住所は東京都中央区銀座7-15-7となっていてなぜかちょっとズレている。
まぁ実際のショウルームからはもっとズレているのだが。

⑮Applause(アプローズ)

https://applause-tokyo.com

Twitterにて教えてもらった店名からサイトが判明。
アクセスページのマップが見取り図になっているので多分新しい方のサイト。
住所は東京都中央区銀座7-15-7とジェミニ東京と同じ。

⑯Sfida(スフィーダ)

https://www.sfida-g.com

当ブログに投稿していただいたコメントで判明した店舗。
調べても情報は出てこず、スポンサー枠で表示されたとのことだった。

それもそのはずでページのソースを見てみると検索結果に表示させないタグの記述がされている。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
	<head>
	<title>スフィーダ 公式サイト | Sfida Official Site</title>
	<meta charset="utf-8">
	<meta name="robots" content="noindex">

いつでも頼られる繋がりをと書いてあるので、店舗のWEBサイトもいつまでも繋がるようにしていただきたい。こちらのサイトのアクセスページもGoogle Mapではなく見取り図のパターン。

広告のパターンの多様化も確認されている。
今までは○○○○銀座が決まったパターンだと思っていたがこれも変化している。
最近は銀座ではなく東京となっていたり、銀座が先頭に来るパターンを観測。
広告戦略について見直ししているのか、別の意図があるのか・・・・

⑰Ginza Artemis Tokyo(銀座 アルテミス東京)

https://www.artemis-t.com (ページ消失)

コメントで情報提供があったサイト。
デザインが刷新されており、アニメーションなど動きのある作りになっている。
謳い文句も若干変わってはいるが他と似た内容。

このサイトも検索避け対策がされているため、スポンサー枠で見つけることができる。

住所は東京都中央区銀座7-15-7で変わらず。見取り図も同じである。

⑱Ginza Azalea(銀座アザレア)

https://www.azalea-t.com

Twitterにて教えていただいた店舗
住所は東京都中央区銀座7-15-7で変わらず。

⑲Ginza Aruna Tokyo(銀座 アルナ東京)

https://www.ginza-aruna.com

TwitterのDMで情報提供があった店舗
住所に少し変化があってこちらは東京都中央区銀座7-15-6となっている

⑳Ginza Arion Tokyo (銀座 アリオン東京)

https://www.ginza-aruna.com

コメントで情報提供があった店舗
住所は東京都中央区銀座7-15-6となっている

㉑Ginza Spirale Tokyo (銀座 スピラーレ東京)

https://www.ginza-spirale.com

コメントで情報提供があった店舗
住所は東京都中央区銀座7-15-6

㉒Leopardo Ginza・Tokyo(レオパルド銀座・東京)

https://www.leopardo-g.com

最近新しい店舗HPの情報提供を頂く頻度が心なしか増えてきた。
住所は相変わらず東京都中央区銀座7-15-6

㉓Ginza Scala Tokyo(銀座スカラ 東京)

https://www.scala-tokyo.com

東京都中央区銀座7-15-6

予測されるサイト変更の歴史

エクセレント東京を除けば他は
古い順から書いて
Ginza Barrel Tokyo(銀座 バレル東京)2021年11月
     ↓
銀座Casa(カーサ)2021年12月
     ↓
銀座CharmChanter(チャームシャンテ)2022年1月
     ↓
Ginza Celestial Tokyo(銀座 セレスティアル東京)2022年10月
     ↓
Ginza Meteor Tokyo(銀座 ミーティア東京)2024年現在
Ginza Ultimo Tokyo(銀座 ウルティモ東京)2024年現在
Ginza Verita Tokyo(銀座 ヴェリタ東京)2024年現在
Ginza Amulet Tokyo(銀座 アミュレット東京) 2024年現在
Ginza Gemini Tokyo(銀座 ジェミニ東京)2024年現在
↑こちらは更新諦めました↑

検索に出てくるようになった!!!(2024/01/12追記)

何気なくタブレットで検索してたら出てきた。
通常の候補ではなくてスポンサー枠で。
ちなみにPCでもシークレットモードで試したら出てきた。

この謳い文句、どこかで見たことあるような・・・・
と気づいた貴方!! 正解です。
店舗リスト①のExcellentの紹介ページに記載されている内容をもう一度見てみよう

専任の担当が着いての丁寧なご案内
専属のトータルプランナーがお客様の要望に沿って商品の提案をいたします。

オーダーである事の誇り
世界で一つのオリジナル商品をお客様の「ご予算」にあわせたご提案をいたします。

いつでも頼られる様な繋がりを
ご購入後のケアも大切だと考えます、 お客様に長く身に着けていただく商品だけに、私どもとお客様との繋がりも
(商品と)同じように寄り添っていかなければなりません。それが私たちの考える「ケア」でございます。

https://excellent-web.com/about.html

完全に同じです。ありがとうございました。

しかし何でスポンサー枠では出して、通常の検索には出ないようにしているのか謎である。
そしてこのスポンサー枠の詳細を確認してみると・・・

株式会社リコルドを調べてみるhttps://www.ricordo-spa.jp/index.html

# nslookup www.ricordo-spa.jp
Server:		192.168.2.105
Address:	192.168.2.105#53

Non-authoritative answer:
Name:	www.ricordo-spa.jp
Address: 157.7.44.171

はい。そういうことです。
多分ここが各店舗の親玉というか運営元なのかな?
一瞬、フランチャイズ又はある程度の営業成績を得られれば自分の店を持てる?と考えを巡らしたが、
流石に同じホームページ・住所は無いだろ。それに頻繫に名前を変える理由は?

ちなみに最近コメントで教えてもらったSfida(スフィーダ)に関しては株式会社リコルドではなく店舗名になっている。こうなると運営元がわかりにくい。

ここまでの結論

正直、怪しい。

推測だが、
電話番号検索サイトなどの口コミが広まる
     ↓
悟られそうになってきたな・・・
     ↓
適当な名前でドメインを取得
     ↓
サイトデザインはそのまま
     ↓
ロゴだけ作成し差し替え
といった感じではないだろうか。
(そうであれば検索避けをしている理由も納得できる)

同一住所の中に系列店といった形で複数の店舗が存在している可能性も0ではないが、、、
(もしそうなら記事については修正を検討します)

実際に住所の場所に行ってきた

今回調べている中で、主に電話番号検索サイトで多く掲載されている口コミは以下の様なものが多い

・デート商法です! 気を付けて!
・お店に誘われると高額なジュエリーを買わされそうになった
・路上アンケートで結婚について聞かれてお礼の電話がかかってきました

口コミの書き込み日時などを見ると結構昔から同様のケースが発生している。
優良で信頼できる店であれば、誰でもアクセスできる場所に情報を掲示するはず。
もし今までの推測が当たっているのであれば、口コミの情報と合わせるとかなり悪質な手口と言えるであろう。
今回は名前や携帯番号をアンケートに書いてしまったため、自戒の意味も込めて調査を実施した。
どうやら話に乗ると高額なジュエリーなどを提案されるとのこと、デート商法の可能性もあるらしい。
独身男性は気をつけてください。。。
悪質商法について | 一般社団法人日本ジュエリー協会

2024/01/12追記
同一住所に複数の店があっても、アンケートをきっかけとして来店のアポを獲得して商材紹介しても別に違法ではないのかな? 頻繁に店の名前を変えるのも別に悪いことではない。
悪質商法であっても違法商法ではない?
(ここらへん詳しい人いたらコメントで教えてください)
ただ一つ思うのは・・・・

誠実な商売をしていたら上記のような口コミは多く出ないはず。

それにアンケートで個人情報を収集する癖にコンプライアンスのページのみでプライバシーポリシーが無い。
そして常識のある営業だったら夜21時に電話を架けてこない。

これから

女性「すみません、独身の男性の方にアンケートしているのですが1分ほどお時間を~」
高木「あ~ 既婚者なんですよ。すみません。」
と言えば終了だろ。
初音ミクとも結婚できる時代だ、追い打ちで
高木「ほら、これ妻の写真なんですけどめちゃくちゃ可愛いでしょ!」
と言って長門有希の画像を見せれば色々な意味でアンケートを諦めてくれるはず。

店舗住所についての調査

気になったので実際に現地調査を敢行しました!!!


高木
  • 高木

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